【施工事例】家族の気配を感じられるキッチンリノベーション

今回のお客様はキッチンを施工させていただいたお客様からのご紹介です。
共働きでお忙しいご夫婦のキッチンのレイアウト変更とリノベーションのご相談でした。

初回の打ち合わせで手描き図面にイメージを書いてこられたお客様。
初めて描いたと思えないほど上手でサイズ感も合っていてとてもびっくりしました!

ヒアリング内容は
・洋室を無くし、LDKを広く使いたい。
・キッチンのシンクとコンロの位置を入れ替えたい
・寝室のクローゼットの収納量を増やしたい
とのご要望でした。

イメージされているプランでも十分に住みやすそうでしたが、
さらに作業導線や将来性などを考慮して、プラスアルファのご提案をさせていただきました。

プラン確定まで

工事前の間取り
リビングのすぐ横に独立したキッチンと洋室があり、印象として圧迫感のあるリビングダイニングでした。

空間を広くしながらも新しく収納を作るため、どうしてもご予算との相談になります。
今回は既存キッチンは新しいものでしたので、使えるものは使いながら、ご要望に足りない箇所を増やしていくという方向で、打ち合わせを進めていきました。

計画中間で提案したプラン。
キッチンの壁はコンロ前のみ残して全て無くし、開放感をアップ。
さらに、ダイニングの後ろにオープンの棚をつけるという計画でした。
LDKを大きな空間にすると開放的な分、隠せる収納が少なくなってしまう事が 懸念されていました。

さらに、現場の梁と天井を確認したところで問題発生。
レンジフードが図面の向きにつけるのが難しいことが判明。改めてプランの再検討が必要となりました。
収納を増やしながら、無駄のない家事導線も考慮し、数パターンをご提案しプランを確定しました。

最終プランはこちら。
キッチンは向きを思いきって90°回転させ、リビングにいる家族の気配を感じながら料理ができる空間に。
ワークトップのカウンターはI型からL型にして作業効率を上げました。
背面の収納は開き扉から3段引き出しの収納に変更して使い勝手をアップ。
また、背面収納の横に、引違い戸の収納を設け、隠す収納を作りました。

クローゼットは、扉と壁を撤去し、寝室の扉の向きをリビング側に変更して収納量を確保しました。

リビングを向いて料理を

コンロ・シンクの向きを思い切って90°回転させ、レイアウトをガラッと変更。
シンク前にはリビングがあり、ソファーでくつろぐ家族を感じながら料理ができるように。
また、フラット対面キッチンとして圧迫間をなくし空間を広く感じさせました。

L型カウンターで作業効率アップ

もともとI型のキッチンでしたが、コンロ脇を拡張してL型のワークトップに。
L型のカウンターは盛りつけた料理などを一時的に置いておけるので作業効率がアップします。
ワークトップの素材は人造大理石。
壁面は日々のメンテナンスを考え、天板と似た柄のキッチンパネルにしました。

カウンター側面も同じ素材の人工大理石で

ワークトップの側面も天板と同じ人工大理石の仕上げとして、統一感をだしました。
キッチン背面収納は、もともとの開き扉を3段引き出しに変更して、使い勝手をアップ。
収納上部にはオープン棚を取り付け、お気に入りのものを飾る空間に。

収納は同じ導線で効率よく

背面収納の隣には引違い戸の大型収納で隠したいものはこちらに。
収納を並べると効率のいい導線となります。

キッチン対面は大容量の収納

キッチン対面側はトール収納とカウンター下収納を製作。
本や備蓄用品など収納できる場所に。
また、インターホンやスイッチスペースを集約。
扉はグレージュのメラミン化粧材。既存のキッチン扉の木目の色に合わせた色にしました。

TVボードはシンプルに

TVは壁掛けにしてTVボードは床から浮かせて軽やかさを演出。
間接照明で床面を照らすことで、より浮遊感が出ます。
扉とカウンター材は壁のタイルと建具の色を生かせるようにメラミン化粧材のホワイト。
シンプルながらもスッキリと見せるように配慮しました。

寝室も収納を増やして

既存のクローゼットの収納より容量を増やして、フックも取り付けました。
今回は既存キッチンと組み合わせながら
ミリ単位で製作できるオーダーキッチンならではのご提案ができました。
また、キッチンとリビング収納のオーダー製作にからむ床・クロスの張り替え・床暖の追加も行いました。
窓面が増えたので明るく使い勝手のいいLDKとなりました。

打ち合わせで大切にしている事

ご要望を満たすことはもちろん、家事動線、生活導線も考えながら
プラスアルファのご提案を心がけています。
今回は共働きのご夫婦でしたので、家事時間の短縮なども考えご提案させていただきました。

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