キッチンとリビング収納のご相談
今回のお客様は40代のご夫婦と3人のお子様の5人家族。新築のキッチンとリビング収納のご相談でした。
象徴的なR天井と大きな窓がある広々としたリビング空間。キッチンはリビングから
2段降りた場所にあるスキップフロアで両サイドからアクセスできるセミクローズキッチンです。
お客様のご要望は
【キッチン】
・ダークな雰囲気にしたい。
・座れる作業スペースを設けたい。
【リビング収納】
・お子様のランドセルや教科書を置くスペースが欲しい
との事でご提案させていただきました。
回遊できるセミクローズキッチン
まずはキッチンから。
キッチンの両サイドからリビングへ回遊できる間取りのため、どちらのアングルからもバランスよく見えるようにプランニングしました。
2トーンの空間とし、ベースの扉材はダークグレーのメラミン材を採用し、空間のアクセントとしてライン状にホワイトオーク突板を使用。
コンロとシンク前の壁面はフロスト加工のミラーガラスを使用し、マットな扉の質感との統一感を出しました。
コンロとシンクを分けて作業スペースを確保
キッチンレイアウトはコンロとシンクを分けるⅡ型のタイプ。
コンロ横にはミーレのスチームオーブンを配置。ビルトインオーブンは配置を目線の高さと合わせれば、オーブン内の調理の状況を確認しやすく、出し入れも楽になります。
オーブンから出した料理はすぐ横のカウンターへ。コンロで調理していてもカウンタースペースに余裕があるため邪魔になりません。Ⅱ型のキッチンは作業スペースが大きくとれるという利点がありますので、このような使い方にぴったりです。
大型のシンクで効率よく
シンクは大きめのものをオーダー製作。
大型シンクのため、水栓を2本設けフットスイッチを設置。お子様と並んで作業もでき、お手伝いをしやすい環境に。
また、手が塞がっていてもフットスイッチで水を出すことができ、効率よく作業ができます。
最近タッチレス水栓も人気ですが、お気に入りの水栓を使いたいけど自動水栓の機能がない!という時にフットスイッチは心強い見方です。
カウンターとシンクの素材は人工大理石。同素材にすればシンクとカウンターに隙間がないシームレス仕様で製作ができるため、毎日のお掃除が楽になります。
大容量のパントリー収納
シンク横はトールキャビネットでパントリー収納に。スペースを有効に利用できるのもオーダーキッチンのメリットです。
座れるスペースでくつろぎのひとときを
シンク横は椅子に座って作業できるスペース。料理の作業はもちろん、休憩したり、窓からの景色を眺めたり。一息つける奥様の大切な空間です。
子育てとくつろぎを両立させるリビング収納
続いてリビング収納。
リビングはアール天井が窓下の高さまでおりてきている象徴的な空間で、床と窓枠までの限られたスペースで収納を製作する必要がありました。
建築側からも間接照明を前提にしてプランして欲しいとの要望もあり、お客様のご要望とあわせての提案となりました
長さを強調したフロート収納
収納は約8.5m×5mのL型のフロート収納(オーク突板+メラミン化粧材)。
長さを強調することで、圧迫感を出さずに収納を確保。
また、カウンターと扉の間に黒い手掛けのラインを通すことでメリハリを出し、
スッキリとした印象に仕上げました。
デットスペースを有効活用
扉を同じ方向に2段開きにすることでコーナー部分でも大きく開口部を設けられる為、奥まで収納が可能になります。
ダイニングスペースに3.5mのベンチ
ダイニングスペースに3.5mのベンチをを設け、TAIYOU&C.のHORIZONテーブルをご提案。チェアは同じくTAIYOU&C.のROUNDチェア
育ち盛りざかりのお子様がいらっしゃるので、ベンチには水だけで日常の汚れを取り除けるアクアクリーンの張地を採用しました。
間接照明でくつろぎの空間を
建築側の間接照明に合わせてリビング収納・ベンチ下にも間接照明をいれました。
間接照明の暖かくやわらかい光は昼とは違う落ち着いた雰囲気になり、くつろぎの空間を演出します
間接照明の効果として、大きな「面」で明るさを作り出す事で眩しさの少ない空間を作り出せます。
また、光の高さや明るさを調節し、陰影を作ることで空間に奥行きや広がりを感じさせることができます。このような照明の演出ができるのも造作家具ならではの特徴です。
今回のようにIMPLEMENTSではオーダーキッチンはもちろん
リビングやダイニングなどの造作家具のオーダーも承っております。
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